治療方針

当院では伝統医療である「経絡治療」を取り入れています。  

経絡治療とは？

経絡治療学会編纂の日本鍼灸医学（基礎編）によると、経絡治療とは全ての疾病を経絡の虚実状態として把握し、それを主に鍼灸でもって補寫して、治癒に導く伝統医術である。と定義されています。  

この文章では、「？？？・・・」だと思います。  

まず経絡とは何かというと、人には12本（肝・心・脾・肺・腎・胆・小腸・胃・大腸・膀胱・心包・三焦）の気が流れる道筋があると考えられています。

この12本の経絡は相互作用で互いに助けあっています。  

次に虚実ですが、これはなんとなくわかるかもしれませんが、虚は不足を意味します。つまり気が不足している状態です。実は旺盛を意味します。つまり邪気が溜まっている状態です。 

話をまとめると何らかのの原因で経絡に生じた虚実の状態を鍼と灸で整えるのが経絡治療です。  

そこで疑問として浮かび上がるのが、ではその虚実はどのように判断するの？ということになります。

以下のような診察で虚実を決めます。

�@問診で症状・症状が起きた原因や生活習慣（睡眠・食欲の有無など）既往歴などを伺います。

�A  主訴（つらい部位）を実際に触れて確認します。

�B仰向けで手首の脈を診ます（脈診）。その後脈診の情報を補助するため腹診・主訴周辺・または関係があると考えられる経絡の触診を行います  

このような課程で虚実を判定します  

診察終了後は経絡を整える為手足・腹部・背中に刺鍼します。

その後は患部の治療に移ります。

当院ではこのようなスタイル・課程で治療を行って参ります、

また、鍼についてはディスポ（使い捨て）を使用し、ごく浅い鍼を心がけますので、刺入していることがわからないこともしばしあります。

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